子犬騒動01


★どうやらばったりトリップ娘と風間くんが出くわしたようです
「あっ風間さん!こんにちは!」
「…ああ、か。こんなところで奇遇だな」
「はい!…あれっ!その犬…もしかしてこの間の子ですか!?」
「フン。まあな。まあ俺が引き取ると言った手前、世話くらいはする」
「へえー…!あっでも確かに子犬なのに落ち着いてる気がします。躾の仕方が良いんですね!」
「フン。当たり前だ」

※実際に世話をしているのは天霧くんです(無視され心がズタボロになりながらも、きちんと世話しているようですね)

「クゥーン!」
「えっもしかして私のこと覚えててくれてたの?…えへへ、よーしよし!やっぱり可愛いなあ、可愛いなあ」(なでなで)
「……………」
「?どうしたんですか?風間さん」
「いや…」

どうやら風間くんは、ちょっぴり複雑な心境のようです


★どうやら風間くんはこの子犬の名前を決またようです
「そういえばこの子、名前は?なんて言うんですか?」
「ああ…名前か?この俺が直々に命名してやった。…聞きたいか?」
「はい!(どんな名前かなー?えっと、確かオスだったから…レオとか…?あっマロンとかもよく聞く気がする!それともチョコとか…。あ、でもこの時代にカタカナの名前はないよね…?じゃあハチとかポチとか…?あれっこれもカタカナ?いやでも日本語の響きだし…。それとも古風に太郎とか…?柴犬だから柴太郎、とか?うーん、この時代ってどんな名前付けるんだろう?)」
「左衛門三郎鉄之助だ」


(^ω^)


「えっ?」
「聞こえなかったか?左衛門三郎鉄之助だ。どうだ、惚れ惚れするような名前であろう」
「(し、渋い…!いや、この時代はこれが普通なの?そうなの?なんだか風間さん凄く自信あり気なんだけどどう反応したら!…ていうか長い!)な、なんだか凄い名前ですね!」
「そうか。お前も気に入ったか」
「え!?あ、えっと…は、はい…!でも凄く長いですね」
「ああ…本当は左衛門と三郎と鉄之助の3つで悩んでいたのだが…面倒だったのでな、いっそのこと全て繋げて付けてみたのだ」
「(どうしてそうなったんだろう)そうなんですかー!えーっと…じゃあ私この子のこと、てっちゃんて呼びますね!」
「何故略す。折角この俺が威厳のある名前を付けてやったと言うのに」
「クゥーン…」
「(えっ凄い悲しそうな顔して鳴かれた!)いや、私長い名前覚えられなくって…。すみません」
「フン。まあ良い」

「ねーっ。てっちゃん!なんだか凄い名前付けてもらって良かったねー!」(なでなで)
「クゥーン!」
「………フン」
「?風間さん。やっぱりどうかしました?」
「何でもないと言っているだろう」
「はあ…(き、機嫌悪い?そんなにこの子のこと溺愛してるのかな!よかったねーてっちゃん!)」
「(く…っ!この俺が!たかが犬に嫉妬するなど…!)」

目の前のだいすきなねーちゃんは自分のことを可愛がってくれてすごく嬉しいのに、ご主人様は嫉妬オーラ放ちつつこっち睨んでくるものだから、どうしたらいいのか分からずてっちゃんおろおろなう^q^


★どうやらトリップ娘は素朴な疑問を抱いたようです
「そういえば風間さん達、いつもこの辺りを散歩しているんですか?」
「別に散歩しようと思って来ているのではない。こやつが勝手に俺の後ろを付いてくるのだ。…どうやらよほど俺のことを慕っていると見える」
「ああ、確かに懐いてますよね!…あ。やっぱりトウシュ様だからかなあ凄いなあ(この時代って、犬に縄付けて散歩とかしないのかあ…。それともこれは風間さんだから?うーん…だとしたら凄いなあ、私は勇気がなくてなかなか出来ないけど)」
「フン、まあな。…そう言うお前は何をしている?…見たところ、今日はあの奇怪なものではなく、ちゃんとした格好をしているようだが」(制服とやらではなく着物着てるな的な意味で)
「あっ、はい!実はお世話になってる呉服屋さんのお使いだったんです。今さっき終わったんですけど」
「?やけに嬉しそうだな」
「えっ!わ、分かりますか…!私顔に出やすいのかな…!実はここだけの話、その途中、とある人に会いまして!それがすごく嬉しくって!」
「とある人?…友人にでも会ったのか」
「いえ!斎藤さんに!」
「さいとう…?誰だそいつは」
「私が1番だいすきなひとです!いつも冷静で、すごーく格好良いんですよー!…あっ。他の人には内緒ですからね!風間さんっ!」
「!!!??!??????!??」
「?クゥーン?」

風間さまご乱心^q^アー


20110403