この間買ったセブンティーンにすごくかわいいタンクトップとスカートが載っていたのでうわあめっちゃほしー! と思ってお母さんにおねだりしてみたら「こんな高いの買えるわけないでしょ!」とあえなく玉砕されたわけだけど、 やっぱり欲しいよなあ欲しいなあってことで本物はさすがに買えないから似てる安いやつでも探そうとひとりで買い物にきてます。 本当はなつことはなちゃんも誘ったんだけどなつこは彼氏(誰だっけ?他校の、名前忘れた)と会うから無理って言うし、 はなちゃんは倉本と出かけるらしいので(このふたり付き合わないのかなー。家族がらみで仲良いって言ってたし)普通に断られました。 ふたりとも親友より男をとるなんて!友情より恋愛をとるなんて!って思ったけど私がもし佐藤くんとふたりで1日デートと、 なつこはなちゃんわたしでさんにんで遊ぶのとを選べと言われたら、 普通に佐藤くんとふたりで1日デートを選ぶだろうと思って文句言いませんでした。 まあ言っても意味なさそうですしね、怖いもんね、あのふたり。とりあえずそんなわけで古着屋はしごしたりしてるんですが、 これが結構掘り出し物たくさん!2着しか買わないつもりだったのに4着も買っちゃったよー! しかしそれでも2000円しか使ってないというのだから、お得すぎる!わーい今日はもう遊んで帰ろう! クレープ食べたいし買っちゃおうかなー!公園の近くのクレープ屋さん、すっごくおいしいんだよね! (特にイチゴミルフィーユが!)そんで颯太にもお土産で買って帰ろっかなー!うわあ何て良いねえちゃんなんだろうわたし!


「お兄さん!イチゴミルフィーユとチョコ生クリームください!」


そうと決まればすぐ行動!ってことでクレープ屋のお兄さん(なつこの好みの顔らしい)にクレープ2つ注文。 しかしやっぱり女の子がふたつも頼むのは珍しいのか「きみ食いしん坊だなー」って笑いながら言われた。 く、食いしん坊じゃないっすよ!弟へのお土産なんだよお兄さーん! なんということだ・・・・・・もうこのクレープ屋さん恥ずかしくてこれないよ!イチゴミルフィーユおいしいのにー! 来週はティラミスミルフィーユも出るって書いてあるのにー!(さいあく!) でもお兄さんがクレープ渡してくれたときに50円引きの券をくれたのでまた来ることを検討してみようと思います。 だって50円引きって、おとくだよ!420円のイチゴミルフィーユが370円で食べられるなんて、らっきーすぎる! とか、何かそんなことを考えながら両手にクレープ持って歩いてたら誰かとぶつかった。(すいません!)


「わ、ご、ごめんなさい大丈夫ですか!?」
「すいません僕もよそ見してて・・・って、さん?」


誰かっていうか佐藤くんだった。


「さ、さとうく、げほ、んっ、げほっ!」


ぎゃー!何でこんなところに佐藤くんが!驚きのあまりむせてしまったら、佐藤くんが慌てて私の後ろにまわって、 「だ、大丈夫?」と声をかけて背中をさすってくれた。 今日もやっぱり佐藤くんは普通に優しいなあ・・・私なんてついてるんだろうか・・・しあわせだなあまじで・・・って、そうじゃなくて!


「ごめん佐藤くん本当ごめん!」
「いや、あ、うん。僕こそごめん。本当に大丈夫?さん」


さいあくすぎるぞ。佐藤くんにぶつかってラッキー!じゃないでしょう! 逆に佐藤くんにぶつかってしまったまじどうしよう!だから!ぜんぜん浮かれてる場合じゃないからね! 私は、何回よそ見しながら歩けば気がすむんだ・・・と、すぐそこのベンチに頭打ちつけてしまいたい気分だったけど、 そんなことしたら佐藤くんに余計迷惑がかかるのでやめた。 ベンチに頭打ちつけて血がでるなんてやっぱりベストオブバカだね、とか佐藤くんに言われたら登校拒否ものです。 自分が情けなさすぎて佐藤くんと目も合わせれません。 とか思いながら佐藤くんのほうをちらりと見たら、なんと佐藤くん、私服じゃないですか!うわ、うわ、うわ! 学ランもユニフォームもジャージも佐藤くん何でも似合うけど、私服も素敵すぎます! 危うく「かっ、」って、かっこいいの、かっ、まで口からでてしまい、「か?」と佐藤くんに聞かれたので本当あせった。


「か、か、か・・・そう買い物!佐藤くん買い物中!?」
「うん、ちょっとね。さんは?クレープ両手に持って・・・・・・もしかしてデート?」
「え、ち、ちが、違う違う!デートとか、そんな相手いないよ!私も買い物!」


デートだなんて、佐藤くんにそんな勘違いされたら嫌だよ・・・!な、なんでデートとか思ったんだろ佐藤くんわたしそんなお相手いないうえに、 佐藤くんしかみえてないのに、って考えてたけど、クレープ両手に持って、って佐藤くん言ってたから、それで間違われちゃったのかな。 そりゃそうだよねひとりでクレープは考えられないよ・・・。ひとりで・・・・・・ん?ひとり、で? ・・・・・・私今思いっきりデートじゃないと否定したわけだが、そしたら佐藤くん、この両手に持ったクレープ、 両方とも私が食べると思うんじゃないだろうか。(どんだけ食いしん坊おんなだよ!)


「(なんだ、よかった・・・デートじゃないのか)」
「ち、ちが!佐藤くん!えと、これは、颯太へのお土産であって、ふたつとも私が食べるわけじゃないから!!」


そう言ったら佐藤くんがちょっとびっくりしたような顔してから、私とクレープを見て、笑う。 「誰もさんがふたつとも食べるなんて思ってないよ」「え!?(はずっ)」 完璧わたしの勘違い。ほ、ほんと恥ずかしすぎるよばかやろうが・・・!


「あ、そ、そうだ!佐藤くん、クレープ食べる!?ふたつあるから、あげるよ」
「え?いいよ、悪いし。それにそれ、颯太のなんだろ?」
「いいのいいの!颯太にはまた今度にするよ!佐藤くんチョコ生クリームのほうとイチゴミルフィーユどっちがいい?」
「・・・じゃあ、僕は余ったほうでいいよ」
「え、私が決めるのか・・・迷うなあー。イチゴミルフィーユ食べたいけどチョコ生クリームも捨てがたい・・・!」


ふたつ見比べながら悩んでたら佐藤くんが私の手首を掴んで(!)ひょいっとチョコ生クリームのほうをとった。 わ、ごめん私が優柔不断なあまりに・・・!と思ったら、佐藤くんがチョコ生クリームのクレープをはんぶんにして、「はい、さん」と私の手に乗せた。・・・・・・・・・あ、はんぶん、こ。


「あ、ありがとう」
「僕こそ、ありがとう」
「・・・おいしい」
「うん」


佐藤くんと一緒に食べてるから、余計においしく感じるなあ。そんなこと思いながら、 イチゴミルフィーユとチョコ生クリームのクレープを、半分こして食べてたら佐藤くんが「さん」と私のことを呼ぶので、 ベンチでただでさえ距離が近くてどきどきしてるのに余計どきどきした。


「どうしたの佐藤くん?」
「その・・・まだ家、帰らないよね」
「う、うん」
「じゃあさ、僕と・・・」
「(・・・佐藤くんと?)」
「僕と、デートしてくれませんか」


一瞬佐藤くんの言ったことが理解できず、するりと手からクレープ滑り落ちかけたけど、 ぎりぎり佐藤くんがキャッチしてくれたので無事だった。(ナイスキャッチ佐藤くん!) って、いうか、え、え、あの、はい?佐藤くん、いま何て言った? デートって、え、何だっけ、・・・・・・・・・・・・・・・・・・つーかデートだとおおおおお!?


「で、デートって、さ、さささ佐藤くん、あの、私なんかでいいのでしょうか!?いや、いやいやいや良くない良くない!」
「いや、いいよ・・・というより、さんとが、いいんだ」


もう本当効果音かつきそうなくらいどきどきしてかあーって顔が熱くなって、 佐藤くんの顔直視できない。だ、だって佐藤くん、が、デートしよう、だなんて! しかも私がいいなんて、うあ、ちょ、冗談でもにやけてしまう。だがしかし私なんかとデート、なんて、本当にいいのか佐藤くん!?


「・・・・・・い、・・・いいの?」
さんが嫌じゃなければ」
「嫌じゃない!ぜんぜん、嫌じゃない、・・・うれしいよ」


って言ったら、佐藤くんがベンチから立ち上がって、「それじゃあ、行こうか」と私がさっき買った服が入ってる袋を持った。 (し、紳士!)てか、い、行くのか・・・!どこ行くんだろ・・・私は佐藤くんとどこか行けるならどこでもいいんけどなあ。 うわあーにやけてちゃうって、わたし、顔ひきしめて、顔!佐藤くんにこんな顔見られたら大変ですからー!


「よ、よろしくおねがいします」
「うん。おねがいします」


佐藤くんが「何かデートっていうよりお見合いみたいだね」とか言いながら私の手をとるので何もないのに転びそうになった。 (反則すぎるよ、佐藤くん!)







さん、行きたいところある?」
「わたし、バッティングセンターがいいなー」
「・・・え、そんなところでいいの?」
「え!?(佐藤くんの楽しめそうなところ考えたつもりだったんだけど!)」
「あ、いや、さんが行きたいならそれでいいんだけど(女の子ってデートでそういうところ行きたくないかと思ってた・・・)」
「う、うん・・・私も佐藤くんがいいなら・・・(佐藤くんもしかしてバッティングセンター行きたくなかったー!?うわあ大失敗・・・!)」



友ノ浦の休日



070713
さくらん一周年おめでとーう!こんな駄文がプレゼントで本当申し訳ない・・・。